2017年9月27日

こんにちは!
店長です。

ベタを飼育する上で、必ず知っておく必要のあるフレアリングについてこの記事では詳しく説明していきます。




フレアリングとは

 

ベタはオス、メスに限らず非常に縄張り意識が強く、別の個体が縄張りに入ってきた際に尾ビレや背ビレ、エラを目一杯広げて威嚇します。これをフレアリングといいます。観賞魚用に品種改良されてきたベタにおいて、このフレアリングをしている状態が一番美しく見える瞬間でもあります。

また、フレアリングはベタにとってストレス発散法でもあります。ベタは闘魚の為基本1匹での飼育となりますが普段は水槽の中で大人しくしている事の方が多いです。人間もそうですが、1匹しかいない水槽の中でただただジッとしてるのもストレスが溜まりますよね。。。なので運動がてら1日に1~2回、5分でもいいのでフレアリングさせるようにしましょう。これは、フレアリングトレーニングと言って、定期的にフレアリングをさせる事でストレス発散効果以外にも、ヒレの開きが良くなりより美しいベタに成長させるトレーニング効果もあります。

 

フレアリングをさせる方法

ベタにフレアリングをさせる方法はいくつかあります。

別の個体が入った水槽を隣どうしに並べる

複数匹ベタを飼育している場合は、水槽を隣どうしに並べる事でお互いにフレアリングします。水槽越しでも別の個体が目に入ると元気にフレアリングしてくれますよ。複数匹のベタを飼育する上での注意点として、フレアリングトレーニングをしない時は水槽と水槽の間に間仕切りをしてお互いが見えないようにしてあげて下さい。お互いが常に見えている状態だと常に臨戦態勢となる為逆にストレスとなってしまいます。

鏡をみせる

1匹しか飼育していない場合も大丈夫です。ベタに鏡を見せてあげて下さい。鏡に映った自分を敵だと思ってフレアリングしてくれます。手頃のサイズのものが無ければ、ベタ専用の鏡も販売しているのでそれを使うのもいいですね。

店長のお店ではこんな鏡を使っています。
http://www.k-n-s.co.jp/products/detail/8830.html

先の尖ったものをみせる

店長のお店でベタの写真を撮る際にもよく利用しますが、先の尖ったものを見せる事でもフレアリングします。店長のお店では、網の柄の部分をベタの目の前に差し込みフレアリングさせてます。
↓こんなやつですね。
   

上の写真はガチョーンという網です。変な名前ですが、水ごとベタをすくう事ができとても便利な網です。

【おまけ編】ベタとにらめっこ(笑)

これは不確定要素が多いので参考程度に。。。
ベタ水槽を眺めていると稀にフレアリングしながら威嚇してくる強者もいます(笑)そういう時はにらめっこしながらベタと遊んであげましょう。ベタは非常に人懐っこい魚でもあります。人が近づくと威嚇ではなく近くに寄ってきて「一緒に遊んでよ~」と言わんばかりにユラユラ泳ぐ個体もいます。こうやってベタとコミュニケーションを取る事もベタ飼育の楽しい所です。

 

フレアリングの注意点

フレアリングさせる方法をご紹介しましたが、全てに言える事ですが鏡を置きっぱなしにしたり、間仕切りをし忘れたなどでベタがフレアリングしっぱなしにならないように十分注意して下さい。フレアリングはベタにとって非常に体力を使います。1日そのままにしていたからと言って死んだりするような事はあまりありませんが、弱る原因にもなりますので気を付けてあげて下さいね。