2017年10月25日

こんにちは!
店長です。

小さい容器でも飼育する事が可能なベタは、基本的に丈夫なので本来であればそう病気に悩まされることは少ないですが、一般の熱帯魚同様に、水換えやエサやりを怠ったり、購入時に既に病気にかかった個体を購入してしまった場合には、病気の対処も必要になってきます。そんな時のために、ベタによくみられる病気と基本的な対処法を紹介していきたいと思います。




ヒレの癒着

出典:ベタ ベースブックVo1

症状

ベタの特徴でもある大きく美しいヒレが粘液によって引っ付いてしまったり、開かなくなります。

原因

水換え不足による水質の悪化、急激な水質変化、エサの不足による体力低下など

治療法

毎日の水換え、塩浴、マラカイトグリーン水溶液の添加(アグテンなど)

 

ヒレの欠損

ヒレの欠損は、病気ではなくケガです。
ベタは縄張り意識がとても強い魚なので、オス同士を混泳させるとお互いを傷つけヒレが欠損します。最悪の場合殺してしまう場合もあります。また、繁殖の際にメスと混泳させる際も相性が悪ければお互い傷つけあいます。その他にも、ヒレの長い個体に関してはストレスなどで自分のヒレをかじってしまう子もいます。

ヒレが欠損したからといってベタが死んでしまうという事はありませんが、せっかくのベタの特徴であるキレイなヒレが傷ついてしまうのは残念ですよね。ベタを飼育する際は、必ず個別飼育するようにしましょう。

また、ヒレの再生に関しては、欠損具合にもよりますがある程度までは回復しますが、完全に治すのは難しい場合もあります。

治療法

SUMA(スーマ)という治療薬がヒレ欠損の再生に効果があります。
また、赤虫などの栄養素の高いエサを与える事で再生を促進させる事もできます。

白点病

出典:http://noumin777.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-5bfd.html

症状

体表やヒレなどに白い斑点が発生します。初期症状としては、ポツポツ程度ですが重症化すると体全体が白点で覆われます。感染力が強く、他の魚にも病気がうつります。 病状が進行しエラなどに白点病が発生すると、呼吸困難になり死んでしまうこともあります。発見後は早期治療を心がけるようにしましょう。この病気は、ベタに限らず熱帯魚全般でもっともよくみかける病気です。

原因

寄生虫のウオノカイセンチュウが熱帯魚に寄生することで発症します。ウオノカイセンチュウは水槽内に常時生息している常駐菌ですが、水温の急激な変化などにより、魚が弱った時などに感染しやすいです。また、ペットショップ等で買ってきた魚が元々発症していて他の魚にうつるというケースもあります。

治療法

ウオノカイセンチュウは25度以下の水で活発に活動し、28~30度の水にする事で活動が鈍り増殖を抑えることができます。1日に1~2度ぐらいのペースで水槽内の温度を30度ぐらいまで徐々に上げましょう。また、半分程度の水換えを行った後アグテンメチレンブルーグリーンFなどの市販薬で薬浴させるのも効果的です。薬を使用する際はしっかりと用法用量を守って使用するようにして下さい。ちなみに店長のお店では、白点病の際はアグテンを使用しています。

尾ぐされ病/口ぐされ病

出典:PUKIWIKI

症状

初期症状は、感染した箇所が白く濁りその周囲が赤く充血したり淡黄色や白色の斑点が出ます。重症化するとヒレや尾ビレが溶けるように腐っていきます。 感染する場所によって尾ぐされ病口ぐされ病と呼び名が変わり、口ぐされ病の場合は、口元が白くただれたような症状が起きます。この病気は発見が遅れると取り返しのつかない場合が多い為注意が必要です。発見後は早期治療を心がけるようにしましょう。

原因

カラムナリス菌という細菌が感染する事で発症します。初期症状で感染箇所が白く濁るのは、このカラムナリス菌が感染箇所の組織を破壊(壊死)するためです。カラムナリス菌は水槽内に常時生息している常駐菌です。この菌が水槽内の水質環境の悪化、過密飼育などによるストレス、なんらかの原因による外傷(網による擦り傷や魚同士の喧嘩による傷)などで弱ってしまった魚に侵入し発病します。また、ペットショップ等で買ってきた魚が元々発症していて他の魚にうつるというケースもあります。

治療法

この病気は感染力が強いため、感染魚を別の水槽に隔離し治療するのが望ましいです。
初期症状であれば0.5%濃度の塩水で塩浴させる事で完治する場合もあります。塩浴による効果がない、または病気が進行してしまっている場合は、市販で売られている抗菌剤による薬浴治療を行って下さい。店長のお店では、観パラDグリーンFゴールドを使用しています。薬を使用する際はしっかりと用法用量を守って使用するようにして下さい。

コショウ病(ウーディニウム病)

出典:ベタ ベースブックVo1

症状

ベタにおいては、白点病よりもかかりやすい病気です。ベルベット病やウーディニウム症とも呼ばれます。白点病よりも細かいやや黄色がかった小点が、コショウをまぶしたかのように付着するのが病名の由来です。

原因

ウーディニウムという鞭毛虫類が体表に寄生することで発症します。
また、急激な水質、水温の変化によって発生することもあります。

治療法

毎日の水換え、塩浴、マジックリーフを入れて水温を30℃前後にするのも効果的です。

エロモナス感染症

出典:ベタ ベースブックVo1

原因・症状

アエロモナス・ヒドロフィラという細菌によっていくつかの症状(病気)が現れます。不治の病とも呼ばれ発症すると治る可能性が低い非常に厄介な病気です。この細菌の病原性はそれほど強くない為、健康な魚が感染して発症することはほとんどありませんが、水質悪化などの原因で魚が調子を崩している時に発症しやすいです。

①マツカサ病(立鱗病)

鱗が松かさのように逆立つことからこう呼ばれます。体表に出血を伴うことも多く、腹部が膨張してきたり食欲が減少したりします。末期には、両目が飛び出すポップアイ症状になることも多いです。

②赤斑病

鰭、体表、肛門が赤くなったり、皮膚が剥がれて粘膜が滲み出してくる剥離性カタルという症状が見られます。

治療法

先ほども説明したように、基本的には発症してしまうと完治させるのが難しい病気です。パラザンなどの市販薬による薬浴が効果的とはされていますが、発症しないよう予防してあげることが第一です。

 

腫瘍

出典:ベタ ベースブックVo1

症状・原因

特に体色の白い品種に多く出る症状で、画像を見てもらったら分かるよう体の一部が体内から腫れたような症状がでます。腫瘍ができる部分は、体側だけでなく、ヒレや背面、頭頂などにも発症します。

これは、飼育環境などが問題云々というより先天的なものが大きいようです。
腫瘍に関しては治療は難しいので放置するしかないです。