2017年10月10日

こんにちは!
店長です。

ベタと一言に言っても、品種改良の末様々な種類のベタが存在している事は既にご紹介しました。今回の記事では、更に細かく分かれたベタのカラーについてご紹介したいと思います。

ベタといえばこの色!といった決まった色は無く、赤や白、黒や紫など様々な色の個体が存在しています。だからこそコレクション性も高く、ベタとの出会いは本当に一期一会です。是非自分好みのベタを探してみて下さい。




ソリッドカラー(単色系)

全身が1色に染まった個体を指します。
完全なソリッドカラーは存在していないと言われています。
イリデセンス(光の変化や見る角度で虹のように色が変わる鱗)や、ウォッシュ(黒ずみ)のないもの程ハイグレードとされます。

■イリデセンス

■ウォッシュ

レッド系

スーパーレッド

イリデセンス、ウォッシュが限りなく少ないものを指します。

ピュアレッド

スーパーレッドに比べて、多少イリデセンスやウォッシュのあるものを指します。

カンボジアンレッド

ヒレに比べてボディが淡い赤色です。

オレンジレッド

オレンジが混ざった赤色。

ブルー系

ロイヤルブルー

光沢のない深みのある青。

ターコイズブルー

緑色の光沢があるソリッドブルー。

スチールブルー

金属光沢のない灰色がかった比較的地味な青。


参照:みずものコム

 

ホワイト系

オペックホワイト

金属光沢のない、ペンキを厚塗りしたような限りなく白に近いカラー。
この色はハイグレードです。

プラチナホワイト

オペックホワイトで、金属光沢のあるタイプ。

シルキーホワイト

ヒレ先までしっかりホワイトが入らず、クリアフィン(透明)になっているものなどがシルキーと呼ばれます。

パステルホワイト

淡く他の色が入るもの。
名前の通りパステルカラーの個体。

イエロー系

インテンスイエロー

絵の具のような鮮やかで均質な黄色。
この色はハイグレードです。

イエローゴールド

金属光沢のある黄色を指します。

レモンイエロー

インテンスイエローよりもやや薄い黄色。

パステルイエロー

淡い黄色。

パープル系

ラベンダーバタフライ

ローズピンクというカラーにバタフライ(下記で説明)が発現しているタイプ。
パープル系の代表的な品種です。

サラマンダーバタフライ

ラベンダーバタフライのボディにブルーの光沢が入るタイプ。

ブラック系

メラノブラック

黒体色のカラー。真っ黒な個体ほどハイグレードです。
ただし、完全なブラックは存在していないと言われています。これは、メラノブラックのメスが致死遺伝子を持っていて、メラノブラック同士の交配ができないからです。よって他のカラーのメスと交配させる為、どうしても他のカラーが一緒に発現するタイプが多くなります。多くの場合、スチールブルーのメスと交配させる事が多いようで、ブルーの個体が多く発現しています。ブラックとブルーの個体は、ブラックオーキッド(黒蘭)とも呼ばれます。

バイカラー(2色)

ボディとヒレが別の色で2色に分かれているタイプ。

マスタードガス

ボディがブルー、ヒレがイエローのパターン。

マルチカラー(ファンシー)

3色以上で構成されているカラータイプ。分類不能なカラーパターンのほとんどがこのタイプに当てはまり、このタイプのベタが一番多いです。店長のお店では、まとめてファンシーとしています。

マーブル

大きく分けるとマルチカラーに分類されますが、色の発現がまだら模様のタイプをマーブルと言います。かなりカラーバリエーションも多く人気の種類ですが、成長につれ模様の変化が起こりやすく、全く違う柄に変わってしまう事も多くあります。

コイマーブル(コイカラー)

マーブルの中で、錦鯉のカラーバターンに似たタイプを指します。比較的新しいカラーのタイプで非常に人気があります。

カラー分類ではなく同時に発現しやすい種類(特徴)

ダンボ

エラビレがダンボの耳のように大きい個体を指します。

バタフライ

一般的に尾ビレ、背ビレ、尻ビレが白く縁取られているものを指します。縁取りがヒレの半分ほどにおよび、境界線が明瞭かつ同円心状になっている個体ほどハイグレードです。

ドラゴン/メタリック(金属光沢系)

特に定義は決まっていませんが、金属光沢のある鱗が、全身またはボディに広がっているタイプをこう呼びます。

カッパー系

金属光沢系の中で、銅色の発色を持つものをカッパーと呼びます。